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胃にバルーンを入れる肥満治療法

ダイエットが成功した女性

肥満は糖尿病や高血圧など様々な生活習慣病と関連しており、ガンの発症リスクを高めると言われています。
肥満治療では食事療法がメインで、6ヶ月間で10%程度の体重の減少が実感できます。
しかし高度の肥満の人は、さらに別の治療も行う必要があります。
そこで用いられているのが、内視鏡的胃内バルーン留置法です。

これは1980年代後半から欧米を中心に行われ、内科的治療と外科手術の中間に位置しています。
この肥満治療法は、胃の中にシリコンでできたバルーンを入れて、内部を生理食塩水で満たした後、6ヶ月間放置します。
胃の大きさが小さくなるだけでなく、胃の内容物の排泄を遅らせることで、食欲を抑えるため肥満治療として有効です。
内視鏡的胃内バルーン留置法では、およそ20%の体重減少が得られます。

施術は麻酔だけで行われます。
メスを使わないので、体に傷が残らず胃カメラを入れるのと同じくらい手軽な治療法です。
通常10分で施術が終わります。
バルーンを入れてから5時間後~2日までは吐き気や嘔吐などの腹部症状が現れることが多いので、流動食による食事療法や点滴など入院をするのが一般的です。

アメリカのFDAも長期的な健康習慣を促進するとしてこの方法を肥満治療として認可しています。
ただしこの治療は、20歳以上で日本肥満学会が定める肥満3度以上、BMIで35以上の高度肥満の人しか受けることができません。
シリコンバルーンを除去した後、およそ半分の人がリバウンドをするという報告もあります。
よってリバウンドを防ぐためにも、食事や運動による肥満治療は続けるのが良いです。
また保険が適用されていない治療法のため、治療費は全額自己負担となります。

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